今回のライオンズクラブ夏季派遣プログラムに際し、私はエストニアに二週間半滞在しました。
エストニアは、ヨーロッパの中にあり、ロシアと海を挟んでフィンランド、そしてラトヴィアに隣接している小さな国です。人口は110万人ととても少なく、人口や居住面積よりも、木や森の方が多いのが特徴です。
私が今回、エストニアの滞在中にとても印象に残ったのは、エストニアの自然と人々です。エストニアのほとんどの国土は森に覆われており、どこへ行っても空気がとても綺麗でした。空気がとても澄んでいるため、夜は星がはっきりと見えてとても美しかったのを覚えています。エストニアの人々も自然を中心に生活しており、木材産業や漁業、文化ではガーデニングなどが盛んでした。とても興味深かったのは、土葬のためキリスト教ということにはなっていますが、エストニアは日本と同じで無神論が普通となっているところです。エストニアの人々は人によって作られた宗教ではなく、豊な自然に囲まれているため、昔から自然に神が宿っているという考え方をしていたそうです。
このような美しい自然に囲まれて生きているエストニアの人々はとても優しくてゆとりがあり、とても楽しい人たちでした。私は二週間半の間に2つのホストファミリーの家へ滞在したのですが、二つの家族どちらも私にとても優しく、それぞれの家のホストブラザーとホストシスターはエストニア語が分からない私に、いつもそばにいて英語に訳してくれました。
そんなエストニアの家族を見て私が持った印象は、日本人と同じで、エストニアの人々もおもてなしの心を持っているということです。エストニアの人々はいつも笑顔で冗談を言っては笑いあっていて、エストニア語が何もわからないあたしでも、いつも楽しい気分になれました。
エストニアでの二週間半は、短い期間ではありましたが、私の人生の宝物です。エストニアであの時見た景色、出会った人々、全てがとても恋しいです。
このような最高な機会を与えてくださったライオンズクラブ関係者の皆様に、心から感謝いたします。ありがとうございました。